１人目の「種をまく人」、（株）ユナイテッドデザイン代表・杉山圭氏の講演会の様子

本年度から始まった高２サタデーセミナー美術では、「種まきプロジェクト2016」を企画し、定期的に外部講師による特別授業を行います。学校にプロのデザイナーやアーティストを招き、講演会やワークショップを行いながら、生徒のアートやデザインへの興味関心を高めると共に、キャリア教育の一環として進路選択の一助とする目的で行います。第１回目の「種をまく人」は、東京に事務所を構える（株）ユナイテッドデザイン代表の杉山圭氏による講演「さあ、美術の時間をすごそう」でした。杉山氏は本校の前身である工業高校の卒業生で、東海大学教養学部デザイン学科を卒業後、有名な建築集団「象設計集団（Team Zoo アトリエ鯨）」に所属したのち独立し、現在では東京オリンピック誘致活動のアートディレクションや東京都の都市計画のアートディレクターなど、多方面で活躍するクリエイターです。今回の講演会では、大人になってクリエイティブな仕事をしていくうえで、幼少期から高校生までの原体験や原風景が大切であるという話をし、１１月の建学祭に向けて「自分・・・」というテーマでジャンルにこだわらない自分だけのポートフォリオ（ＺＩＮＥ）を作ってほしいというメッセージがありました。建学祭でどんな生徒たちの作品が展示されるか楽しみです。今後も、様々なジャンルの「種をまく人」に来ていただき、生徒達の未来につながる「種まき」をしてもらう予定です。