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サタデーセミナー美術・大野仰一先生の特別授業「建築の魅力」

高2サタデーセミナー美術では、「種まきプロジェクト2016」を企画し、生徒の興味関心を高め、進路選択の一助とする目的でプロのデザイナーやアーティストを招き、講演会やワークショップを行っています。11月19日(土)の授業に来ていただいた3人目の「種をまく人」は、東海大学国際文化学部で建築を担当している大野仰一先生でした。講演のタイトルは「建築の魅力」。デザインにおける形の意味、世界中の多様な建築作品の紹介、建築における「居心地」についての話がありました。講演の締めくくりには、先生の教え子で現在世界的に活躍されている建築家・田根剛さんの学生時代のエピソードや今年完成したエストニア国立博物館のプロジェクトの紹介がありました。田根さんは、高校時代プロのサッカー選手をめざしジェフ市原のクラブチームで活躍しましたが、けがでサッカーを断念し、当時旭川にあった芸術工学部で大野先生に建築を学び、在学中から世界に目を向ける積極的な学生であったそうです。そして旭川での厳しい自然環境とサッカー経験がその後の彼の建築に大きな影響を与えたそうです。クリエイティブな活動には、幼少期から学生までの原体験や原風景が大切であるという第1回目のゲスト・杉山圭さん(ユナイテッドデザイン代表)のお話と共通するものがありました。今後も、様々なジャンルの「種をまく人」に来ていただき、生徒達への「種まき」をしてもらう予定です。

3人目の「種をまく人」、東海大学国際文化学部・大野仰一先生の講演会の様子